「TOEICスコア○○点は○○ができるレベル」はウソ?

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TOEICの勉強を長い間行っている人であれば、「TOEIC700点は海外で生活レベル」だとか、「TOEIC900点はネイティブ並みの英語力レベル」といった類の情報を1度は目にしたことありますよね。
 
TOEIC運営団体公式の発表によると、TOEIC730点は

どんな状況でも適切なコミュニケーションがとれる素地を備えている。

通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる能力を持っている。業務上も大きな支障はない。正確さと流暢さに個人差があり、文法・構造上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。

出典 TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表 http://www.toeic.or.jp/library/toeic_data/toeic/pdf/data/proficiency.pdf

と表記されています。
 
 
 
ここで僕個人の感想を述べさせていただくと…
断言できます。
「そんなことは断じてありません!!」
 

hatao 実体験「TOEIC700点なのに何もできなかった」

僕が700点をとった当時、ネイティブの方と英語で話す機会が何度かありましたが、全く持って会話になりませんでした。相手の言っていることは大まかに理解できるんですが、自分から言葉を発信することが全くできないんです。日本語で会話する時のように言葉がパッ!と浮かんでこないんですよね。
「この単語でいいんだよな?」「時制は現在完了だから…」「これどうやって表現すればいいの?」「笑顔で話さないと」
こんな風に、話そうと思っても「えーっと、えーっと」ってテンパって、会話どころじゃないんですね。もう、ほとんど聞く一方でした。(笑)
 
 
僕はTOEIC700点をとるまで、会話練習は行わず、主に参考書で勉強をしてきました。TOEICにはリスニングパートとリーディングパートのみで、スピーキングのパートなんてありませんから、そもそも話せなくて当たり前なんです。それでも未熟だった僕は、「会話の練習なんてしなくても700点をとるころには英会話は自然にできるようになっているんだろう」「TOEICテストは相関表どおりの英語力が身に付くように作ってあるんだろう」そう思っていました。
 
 
そんな中、僕の海外留学していた3人の友人たちが1年の留学から帰ってきまして、それまで英語初心者レベルだった彼らがペラペラになっているのを見て愕然としました。そして、彼らは返ってくるなりTOEICを受験したのです。しかし、結果は大体600点前後。それも、リスニングのみが以上に高くリーディングは散々という結果でした。
 
 
TOEICの点数では僕の方が100点以上も高いのに、彼らは日常会話に支障がないレベル。僕は全く話せない。英会話になると僕の英語力は全く使い物にならなくなるんです。これは僕の苦い経験です。

皆さんに僕の失敗から学んでいただきたいことは

どういう方法で英語を学んできたかによって、英語を使ってできることが異なってくると言うことです。

僕個人の意見として、スコアが○○点だからこんなレベルである、とは言いにくいのではないかと思います。

重要なのは点数ではなく、「どんな勉強をしてきたか」

 
英語を使って何ができるかというのは、自身がどんな勉強をしてきたかによって変わってきます。前項目で僕がスピーキングが全くできなかったのが良い例です。
 
 
また、○○点は海外でショッピングができるレベルというのを目にすることがありますが、これは「勉強の過程でショッピングを題材にした問題を解いて、そのやり取りの流れが頭の中にあるかどうか」によると思います。いきなり「May I help you?(店員がよく使う表現)」と言われて、それがどういう意味なのか理解できるのはそのフレーズを知っているかどうかによります。たとえTOEIC何点だろうが、ショッピングのやり取りを英語で読んだり、聞いたりしたことがない人は海外でショッピングするのは難しいですし、さらに言うと、英会話の勉強をして慣れていないと、スムーズに店員さんと会話することは難しいと思います。
 
 
英語でネットサーフィンする人は、英語のいろんな記事を読むのが速くなりますし、英語で論文を書く人は英語で学術的な文章を書くのが速くなるわけです。
 
ですので、TOEIC学習者の英語力を、TOEICスコアから表そうとする場合下のような表になります。
 
スコア 見込める能力
~990点

人それぞれの勉強方法によりけり!

~900点
~800点
~700点
~600点
 
 (※大げさな表現ですみません)
 

じゃあTOEICは何点を目指せばいいの?

正確な英語能力をスコアから判断することが難しいのなら、何を目標にしてTOEIC学習を行ったらいいのでしょうか。

TOEICスコアが必要な状況は大半が仕事関係

TOEICスコアが必要な人というのは、就職、転職、昇進、海外転勤など仕事関連で必要であると言う人がほとんどですよね。そして多くの企業は、就活生や海外転勤対象者に向けて基準となるスコアを設定しているかと思います。そうしますと、私たちTOEIC学習者が最初にやらないといけないことは、「目標となる企業を決めて、必要なスコアを把握する」ということです。そうしないと、どこまで勉強すればいいのか曖昧になってしまい、勉強の終えどころが分からなくなってしまうからです。
1日の時間というものは限られているので、TOEICを勉強している時間は他の何かをする時間を削っています。英語学習はどこまで行っても終わりはありません。必要以上の英語学習は、あなたが他の事にあてれるはずだった時間を奪い取ってしまいます。あなたの英語以外の道を邪魔するものとなるでしょう。


 かつての僕が正に勉強の終えどころが分からない状態でした。700点とってもなぜか納得がいかず、でも何点を目指しているのかも分からない。身につけた英語力を何かで活用する為の英語学習なのに、気が付けば、TOEICで高得点をとることが目的の英語学習になっていました。どこまで勉強して良いか分からず、「自分が納得できるスコアまで到達したらその後のことを考えよう」、そんなことを考えながらあてもなくTOEIC学習を行っていました。
 そのせいで、大切な人と過ごす時間も減り、アルバイトなどの社会経験の時間も人より少なく、収入もほとんどありませんでした。

僕のようにならないよう、最初にしっかりと「○○の為に○○点をとる」と決めるのがベターです。

企業は何点くらいのスコアを求めているか

では企業は採用や海外転勤の際にどのくらいのスコアを求めているのか、

コチラの記事が非常に参考になりますので参考にしてみてください

「企業が求めるTOEICスコア一覧」 http://uguisu.skr.jp/toeic/hope_level.html

これを見ると大手メーカーは600~700点を求めるところが多く、商社は700点~800点くらいを設定しているところが多いのが分かります。また海外赴任は605~785点と指標スコアにかなりの幅があることが分かります。

それではもう一歩考えを進めてみましょう。企業はTOEICスコアの先に求めているものは何なのか。それはもちろんスコアから想定される英語力です。しかし前項でTOEIC○○点は○○なレベルだと言い切るのは難しいと説明しました。では実際のところ、企業はどのような仕事場面で、どのような英語力を求めているのでしょうか。

企業はどのような仕事場面で、どのような英語力を求めているのか

企業は実際が求める英語レベルとはどのようなものなのか。こちらの記事に詳しく書かれていましたのでぜひ読んでみてください

今企業に求められる真の英語力とは / 日経BP社

企業で必要とされる英語スキルという表を見ていただきたいのですが、
英語力が必要とされるビジネス場面として、打合わせ、プレゼン、契約、等々が上がっていますね。そして必要とされる英語スキルをみると、スピーキングが圧倒的に重視されているのが分かります。これは大手電機メーカーにおいて実施されたアンケートの結果だそうですが、業界を問わず大きい会社であれば大体このようなものだと思います。
 
 
この結果から、企業がいかにスピーキング能力を重視しているのかが分かりますね。TOEICスコアから判断して、「このくらいのスコアだったらこのくらい話せるだろう」「今は話すのが苦手でもすぐ話せるようになるだろう」と予測するわけです。
ですが僕の体験談でも述べたように、TOEICスコアとスピーキング能力は直結しません。スピーキング能力を推測することも難しいです。ですので企業の提示する点数を満たしただけでは、その先にある「企業が本当に求める英語力」に応えることはできないのです。
 

英語が話せるだけでもダメ

これは留学経験者の友達が就活の際に体験したことなのですが、
彼は日常英会話では何不自由なくコミュニケーションをとることができます。その能力を生かしてバリバリ外国人と仕事をしたいと思っていましたし、その自身も彼にはありました。当時彼のTOEICスコアは600点。自分の行きたい業界や企業に対し、スコア的には少し低いという懸念がありましたが、彼には自分よりスコアが高い人よりも、英会話力がある自信があったので、気にすることなく、様々な企業にエントリーシートをバンバン送りました。そんな彼に対し僕が「お前は英語ペラペラでいいよなー。俺はスコアはあっても会話になると…」みたいな愚痴を吐くと、彼は僕にこう返してきました。「いや、お前の方が羨ましいわ。いくら英語が話せても全く意味ない。結局スコアで足切喰らって実力を見てもらうことはできないんだって」
まぁすべての企業がそうだというわけではないので、その後彼は自身の英語力が認めてもらえた商社に就職することができました。しかし、多くの企業の場合TOEICスコアを足切に使用しているので、英語が話せるだけではダメなんですね。

まとめ

以上を参考にして、TOEIC学習で目指すべき目標と、やらなければならないことを説明したいと思います

・目標の企業を決めて必要なスコアを把握する

・そのスコアを達成する

・英会話ができるようになる

「TOEICで何点を目指すべきか」その答えを出すには、まず何のためにTOEICを勉強をするかを明らかにし、その目標の為にはスコアが何点必要なのかを把握することが大事です。その時に導き出されたスコアこそが、あなたの目指すべき点数です。もし目標設定をせずにTOEIC学習を始めたとしても、できるだけ早急に目標を決めてください。目標設定を絶対に先延ばしにしないでください。
 
そして企業が真に求めている英語力とは、仕事上でそつなくコミュニケーションが図れるスピーキング力です。ですので、目標スコアに関係なく英会話の練習をできるだけ早い段階から行いましょう。
 
とはいってもTOEIC300や400レベルの人が英会話を勉強するのは効率が悪いですので、スコアが低い間は文法や単語学習に時間をあてましょう。TOEIC500~600点レベルになると、ある程度相手の言っていることができるようになってくると思いますので、そのぐらいから徐々に英会話にも力を入れていきましょう。
そして目標点に達した後はひたすら英会話あるのみです。英会話はTOEICとちがってどのくらい学習すればよいのか目標を建てることが難しいです。そして果てしない勉強になるでしょう。ですので、まずは「日常会話ができるくらい」、「英語で話すのが怖くなくなるくらい」のレベルを目指しましょう。その壁を越えるころには日常的に英語で会話する機会も増え、勉強しているという実感が湧くことなく、日々英語力がアップしている状況になっていると思います。

最後に

この記事内では、企業の求める英語力をつけるために英会話学習をしましょうという説明をしました。ですが英会話学習はTOEICの点数を最速で上げるために不可欠な学習法でもあります。このサイトではTOEIC500点から700点を目指す段階で英会話学習を始めるように進めています。ですので一石二鳥だと思って英会話学習をこれぐらいの段階から行っていくのが、スコア的にも、英語能力的にもベストかと思います。

P,S

今回の記事は僕個人の体験を元にした記事で、もしかすると「そんなことない、自分には当てはまっていた」と言う人がいるかもしれません。これに関してははっきりウソだとは断言できなかったので「?」をタイトルに付けさせていただきました。(笑)
ですが、僕みたいに「ある程度のスコアがあるのに、いざ英語をアウトプットしようとすると全くできず、自分の英語力に自信がない」という人があまりにも多かったので、この記事を書こうと思いました。僕のように自身の英語力に悩んでいる人の為、また、今からTOEICを勉強しようとしている方が学習計画をたてる際に、この記事が役立てれたら嬉しいです。

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